「南ローヌで黒トリュフ狩り《中編》」からの続き、最終回です。
北ローヌに戻ったら
トリュフ狩りから帰宅して数日間、思い出の味を自宅のキッチンで再現する、そんな幸せな時間が続きます。
冬の澄んだ空気、黒トリュフを求めて歩き回っていた犬の姿、そして土の香りとともに感じた強烈な芳香、ワイングラス片手に友人たちと囲んだ食卓。南フランスの森で過ごした1日がまだ我が家の中で息づいています。
トリュフの保管方法
その日々を満喫するための知恵、フランス人がやっている保存方法を紹介します。
トリュフの命である香りはとてもデリケートです。乾燥するとすぐに逃げてしまいます。
逆に、湿度が高い環境で保管すると、風味が落ちてしまいます。
乾燥しすぎると石のように固くなるし、濡れるとカビが発生して腐ります。
巷で推奨されているのは・・・
①トリュフが濡れないようキッチンペーパーで1個ずつ包む←水気を嫌うため
②包んだトリュフを、蓋のできるタッパーやガラス容器(またはジップロック)に隙間なく入れる←乾燥も嫌うため
③冷蔵庫(3〜6℃が理想)で保管する
2日に一回紙を取り替えながら、この方法で約1〜2週間は香りを保てると言われています。

でも【ふらかつ】はここで自問自答。そこまでして何日も取っておきたいの??
いいえ、やっぱりトリュフが新鮮なうちに、思い出も鮮明なうちに、香りと食感を存分に楽しみたい!
我が家の正解
ということでたどり着いた私のスタイルは、いいとこ取りです。
ほくほくな気持ちで持ち帰ったフレッシュなトリュフは、食べるまで卵(殻付き)といっしょに置いておくんです。
トリュフの香りを最大限に楽しむためです。こうしておくと卵の殻は微細な穴(気孔)が開いており、内部の脂質がトリュフの香りを吸着するとのこと。
この間は必ず蓋をして香りを閉じ込めたい。
そこで、プラスチック嫌いの【ふらかつ】はいい容器を思いつきました。
それは「スーピエール(Soupière)」という、蓋と取っ手のついた陶器製のスープ鉢。
19世紀末から20世紀初めに、調理したスープを食卓でサーブする際に使用されていた食器です。
食卓でスープの温度を保ちながら取り分けることができる優れもの。
トリュフが気になる【ふらかつ】は一日に何度もこの器を眺め、そのたびにうっとりするわけです。プラスチックだとこうは行きません。
2〜3日で「トリュフ卵」が出来上がるので、あとは潔く、おいしく食べ切ります!

ワインとトリュフ料理
このようにして濃厚なトリュフの風味が移った卵を、【ふらかつ】はふわとろのオムレツや半熟の目玉焼きにするのが好きです。トリュフそのものはスライスしてトッピング的に使い、火をほとんど入れないのがポイント。
こうしてキッチンで調理していると、南ローヌの森で過ごしたあの日の景色、落ち葉の上を歩く音、トリュフの手触りや香り、料理とワインの味、一緒にいた友人たちの笑い声と笑顔が、まるで昨日のことのように鮮明に蘇ってきます。
ワインは地元の北ローヌの自然派で、格の高いエルミタージュ (Hermitage)やコルナス (Cornas)が良いですね。
以上でトリュフ狩りについての連載が3つ出そろいました。
《前編》
https://furakatsu.kanrisu.space/minami-ronu-de-kurotoryufu-gari-1/
《中編》
https://furakatsu.kanrisu.space/minami-ronu-de-kurotoryufu-gari-2/
《後編》
https://furakatsu.kanrisu.space/minami-ronu-de-kurotoryufu-gari-3/
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